厚生労働省は、運営する「e-ヘルスネット」の中で、睡眠時間にこだわる彼らの情報を真っ向から否定するかのように“睡眠時間は問題ではない”と明確に述べています。
国民にウソの情報を流したら大問題の機関が述べていることですので、これが現状では最も適切な考え方なのでしょう。
睡眠は問題ではない(厚労省)
睡眠時間は問題ではない
睡眠時間には個人差があります。日本人の睡眠時間は平均して7時間程度ですが、3時間ほどの睡眠で間に合っている人もいれば、10時間ほど眠らないと寝足りない人までさまざまです。また健康な人でも年齢とともに中途覚醒や早朝覚醒が増えてきます。「若い頃はもっと眠れたのに」は禁物です。
最初にも書きましたが、不眠症は不眠そのものだけではなく「日中に不調が出現する」ことが問題なのです。眠りが浅く感じられても昼間の生活に支障がなければ不眠症とは診断されません。睡眠時間が短いことや目覚め回数にこだわりすぎないことが大事です。
厚労省による睡眠時間の注意喚起(1)
それにも関わらず、メディアの情報は「理想の睡眠時間」の論争をしたり、「夜中に目覚めないような深い睡眠」を推奨したりと、実際には検討外れな情報ばかりを、あなたに届けているのです。それと同時に、あなたに睡眠に関する間違った知識を刷り込んでいるのです。
だから、厚生労働省は「睡眠時間は問題ではない」という話の中で、以下のよくある3つの典型的な間違いを挙げ、あなたに注意喚起しています。
よくある3つの典型的な“間違い“
- |健康状態や年齢で変わるので「若い頃はもっと眠れたは禁物」
- |日中の生活に支障がなければ睡眠に関する病気ではない
- |睡眠時間が短いことや目覚め回数にこだわりすぎない
この3つは、一般的に言われている「睡眠に関する典型的な間違い」です。
しかし、彼らは私たちに…「若い頃は、もっと眠れたのではありませんか?」「睡眠時間が短くありませんか?」「夜中に目が覚めることはありませんか?」などと、あたかもこれら悪いことのように、あなたに囁いてきます。(しかし、厚生労働省はこれらを完全に否定するかのように注意喚起)
つまり、私たちは常にと言って良いほど、そのような検討外れな…睡眠に関する知識を知らないうちに刷り込まれてしまっているのです…
しかも、医学的に見て「10歳から睡眠の質が低下している」と言われるほど、とても早い時期から睡眠の質が低下しているのが私たち人間です。なぜ、10歳から睡眠の質が低下していると言えるか?その理由は…
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